月周回有人拠点「ゲートウエイ」は着々

月周回有人拠点「ゲートウエイ」はアルテミス計画の重要な拠点です。宇宙活動(探査や研究)をサポートする機能を備え、さまざまな宇宙船がドッキングします。ここでは宇宙飛行士が生活し、働き、月面探査に備えるほか、太陽物理学、生命科学などの研究拠点ともなります。

これからの月・火星探査をサポートする技術と能力を開発するための重要なプラットフォームと位置づけられています。

NASA(アメリカ航空宇宙局)のGatewayのページで最新情報を確認できます。以下の手順で建設が進みます。

ゲートウェイの最初の打ち上げ
PPEとHALOの要素は2025年までにスペースX社のファルコンヘビーロケットで月周回軌道に打ち上げられ、1年かけて、月周回軌道であるニア・レクチリニア・ハロ軌道(NRHO)に移動

アルテミス4、5、6の組み立てミッション
ゲートウェイの完成に向けた軌道上での組み立ては2028年9月までに打ち上げられるアルテミス4からスタート。このミッションで初めて宇宙飛行士がゲートウェイに入ります。このミッションではI-Habとゲートウェイを結合させるほか、2回目の有人月面探査を実施します。